オキョア・ドキュメント

文章下手っぴマンがじっくり書きたい時に使うよ

迫真エロゲ部・フル化の裏技

エロゲのCGと回想を埋めるのがめんどくさい!!!!!!!

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いくら自分が引きこもりとはいえ、毎日エロゲをするほど精力に漲った人間でもなければ、そんな費やせるほどの時間もないのが現状。そういうわけで、最近は買う前にエロゲーマー御用達の例の部屋で色々と確認してから購入してます。

ただ、そうなる前はパッケージで心惹かれたものを素直に買ってました。その一つがこの『真・兄嫁』です。

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…花嫁が鎖に巻かれてるこのパッケージに惹かれたって、普通に考えたらやばいな。まあサンプルCGも確認した上で買ったということにさせてください。

で、こいつは2003年発売のエロゲです。元々は2002年に『兄嫁』という調教シミュレーションゲームが発売されていて、それをコマンド選択型にしたものが本作になります。

Twitterの方でも過去に何故か日常パートでロッテネタをぶっ込んできたゲームとして紹介しました。

エカ時代のロッテで、それも選手じゃなくて当時の荘コーチが対象にされているという。(確かに二郭一荘で有名だったけれども)明らかにロッテファンの犯行としか思えない要素が入っています。

そしてゲーム内容の方ですが、こちらもぶっ飛んでます。20世紀後半から21世紀初頭の当時は鬼畜凌辱ゲー全盛期。パッケージからも分かる通り、メインは主人公の兄の嫁をNTR、ハードプレイ多めという、かなり人を選びそうなゲームです。

自分はこれを大体1年前にFANZA GAMEで販売されてるDL版を買ったのですが、冒頭にも書いた通り毎日やるわけでもなく、さらにシナリオ自体も長かったのでなかなか進まず。結局半年以上かけてようやく最初のルートをクリアしました。

それでいてこのゲーム、なかなかボリューミーなんですよね。ルートをクリアしてみるとEND 〔01/10〕の文字。まさかの10ルート構成でした。長いよ…長すぎる…

そんなわけで、どうにかならないものかなと思っていたところ、あったんですよ。フル化キットが。

どうやら『犠母姉妹/真・兄嫁ミニファンディスク』というものを使うと、CGと回想モードが全開放されるようになるとのこと。このゲームを作ってるSelenという会社は、ガチガチに割れ対策をしていたようで、セーブデータにプロテクトをかけています。なので、セーブデータを掲示板から拾っても使えないし、意味ないんですよね。それでも、買ってすぐにフル化したい人にはセーブデータ商法ということで、メーカーがファンディスク形式でフル化キットを売っていたらしい。

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ということで、もう一刻も早くクリアしたかったのですぐに駿河屋の通販で買いました。新品があればそれに越したことはないですが、もう既に潰れたブランドなので中古しか選択肢がありませんでした。タイトルの通り、『犠母姉妹』という『真・兄嫁』の一つ前に発売されたゲームのフル化キットも入っています。

それからフル化キットをどんどん適用していったのですが、何にも変化がなかったんです。回想が全く埋まってない。「やっぱりDL版にパッケージ版のパッチは当てられないんかな…😭」と思ったりもしてました。

まあでもそれについては買う前からもしかしたらということで、若干考えていたことではあったので、確実にDL版であることが原因かどうかを調べるために、この『真・兄嫁』の次に発売されたゲーム『燐月』の本編とフル化キットの入ったミニファンディスクの同梱版も中古で調達していました。

で、この『燐月ミニファンディスク』を見てみると、ご丁寧にマニュアルが入ってました。そしてよくよく説明を読んでみたところ、フル化キットを適用しただけではフル化はされないと書いてありました。

ゑ?

…どうやらタイトル画面で任意のキーを押して始めてフル化されるらしい。

………マニュアルめちゃくちゃ大事やんけ!!!!!!!!

 

自分が買った『犠母姉妹/真・兄嫁ミニファンディスク』にはこんなマニュアル入ってませんでした。いや、中古とはいえこの操作手順が分からなかったら何も意味もないただの円盤なのよ。マニュアル入れてから送れや駿河屋…

というわけで、『真・兄嫁』もフル化キットを適用して『燐月ミニファンディスク』に書かれていたキーを押してみます。ちなみに『燐月』をフル化するためのキーは21F+lrtCです。(割れ対策でこんなことやってんだろうけど、ファンディスクのDL版なり新品なりが出回ってるわけでもないし、何よりもう潰れたブランドだし、発売からは20年近く経ってて時効ってことで、一応検索避けもしてるからもういいよね?)

……しかし何の反応もなし。いやー困りました。ググってもこんな20年近く前の、ある意味アングラなゲームの情報なんて出てこないし。それから色々と考えてみました。

まず、何か手がかりはないものかと、ファンディスクのパッケージ裏を見てみたところ、フル化に加えて"真・兄嫁 エクストラストーリー"が本編に追加されるとのこと。「へ〜」と思ったのですが、これ、DL版のタイトル画面見てみると、ファンディスクを適用する前から見れる状態になってるんですよね。(赤く囲ってあるところ)

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製品版ではファンディスクを適用しなければ見れないはずのものが、DL版では最初から見れる状態になっている。なんか変だな。

そして、当時の2chSelen板を見れば同じようにマニュアルなくて困ってる奴がいるのでは?とも思いました。今とは違ってSNSがない時代、ネットの居場所といえば掲示板だったはず。

そういうわけで、とりあえず現存してるSelen板の過去ログを片っ端から見ていきました。すると、案の定マニュアルを無くして困ってる奴からの書き込みがありました。それに対して"baTキー押したか?"のレスを発見。

 

…やっぱりキーが必要だったんかい!!!!!

しかもキーが違うやんけ!!!!!!

 

まあ合ってるか分からないけど、この後のスレの流れが"ワレザーに教えんなよ"みたいな感じで進んでいったのでどうやらこのキーは本当っぽい。しかも、そもそもファンディスクいらなかったんじゃね?と思しきDL版の仕様。一応スレにあった通りに試してみることにしました。

スレにあった通り、ゲームを起動してタイトル画面でbaTキーを押してみると、"全てのテキストをオンにしますか?"のウィンドウが出現。オンにしたら回想モードが全部開きました。

 

まさかファンディスクが適用された状態で販売されていたとは。「潰れた後にDL版出すのは良いけどファンディスクには対応しとけよ〜!」と思ってたのでこれは助かりました。

ただ、「いや、それはさっき適用したフル化キットがマニュアル通りに効いただけじゃないの?」という可能性が無くはないのも事実。そこで、元々持っていたDL版の『燐月』にもフル化キットが最初から含まれているかもしれないということで、やってみることに。ファンディスク付きの製品版を買ったとはいえ、『燐月』については普通にまだやってる途中でデータを消すことになるのだけは避けたかったため、『燐月ミニファンディスク』のフル化キットは適用していませんでした。

前述のフル化実行キーをタイトル画面で押してみると、こちらは『真・兄嫁』とは異なり、有無を言わさずに"フル化を実行します"と書かれたウィンドウが出現。予想通りフル化されて、回想シーンが全て埋まりました。

 

燐月』に関しては、ちょうどやってる途中だったし、自力で出来るくらいの難易度、ボリュームでもあったので、『真・兄嫁』と同様にウィンドウが出るかだけの確認で良かったんですけどね。まあ、フル化されたところでゲームができなくなるわけじゃないからいいんですけど。ともあれ、こちらは確実にフル化キットが適用されている状態でDL販売されていることが明らかになりました。

めでたしめでたし…と行きたいところなんですけど、実はフル化がうまくいかなかったゲームもありました。

まずは、『OL姉妹』のフル化。このゲームについては『燐月ファンディスク』にフル化キットが同梱されています。

最初にフル化キットを適用した状態でDL版『OL姉妹』を起動しようとしたところ、全くゲームが起動せず。そして、DL版の『真・兄嫁』『燐月』にフル化キットが入っていたことを受けて、再びフル化キットを当ててない状態で『OL姉妹』を起動し、『燐月ファンディスク』のマニュアルにある通りにフル化実行のキーを入れてもみたのですが、何の反応もありませんでした。

これについてはよく分かりません。『OL姉妹』はDVD版しかないのでこれがベースになっているはずですが、ゲームがウィンドウも特にないまま全く起動しなくなるということはシステム面のトラブルである可能性が大。DVD版なのでディスクレスは元々できてるはずだし、本当にこれはフル化キットが入ってないDL版に製品版のフル化キットを当ててしまったことで生じたエラーなのかなと思ってます。

 

そして『犠母姉妹/真・兄嫁ミニファンディスク』でフル化キットが同梱されていた『犠母姉妹』にも問題が発生しました。こちらはCD版とDVD版の両方があるのですが、DL版にフル化キットを当ててみたところ、DL版はCD版として認識されました。(ちなみに『真・兄嫁』はDVD版→数量限定でCD版の順に発売、『燐月』はDVD版しかありません)

そして、フル化キットを適用した状態でゲームを起動すると、"起動するにはCDを入れてください"とのウィンドウが現れました。

これはあくまで推測ですが、CD版のゲームって最初からディスクレスで起動できないはずなんです。過去に『Fate/stay night』のCD版を買った時も、型月公式が配布していたディスクレスパッチを当てないと、ディスクが無くても起動できるようになりませんでした。また、『CARNIVAL』というエロゲをFANZA GAMESでDL版を買った時には、"何でもいいからとにかく何らかのCDをドライブに入れた状態でないとゲームが起動しない仕様だった"なんてこともありました。(ゲームが起動した後はドライブからCDを抜いても問題ない)

今回のDL版がフル化されていない状態のCD版をベースにしているとなると、製品版とは異なる方法でディスクレス化が行われていたところ、こちら側から製品版の方法でフル化を行ったことで、ディスクレス状態が解除されてしまった。それもあって、DL版なのにディスクを入れてくれというウィンドウが出現してしまったのではないかなと考えています。

そして、『OL姉妹』同様、再びフル化を当ててない状態で『犠母姉妹』を起動し、フル化実行のキーを入れたのですが、何の反応もなし。大事なマニュアルが手元にないという致命的な状況とはいえ、ゲームごとにフル化実行のキーが違うのは考えにくい。実際、『燐月』と『OL姉妹』は同じキーでした。もしゲーム毎に変えてたとしたら、流石に意地が悪すぎる。スレを見ても特にそういう情報がなかったので、多分フル化実行のキー自体には問題がなく、前述の通りフル化されていない段階のCD版がDL版のベースになっていることが今回上手くいかなかった原因なのかなと思ってます。

いずれの場合にしても、製品版を買えば上手くいくはずです。まあDL版も買ってるので二度手間だけど中古なら安いだろうし、残った2つについてもいずれ製品版も手に入れてフル化できるか試してみようかなと思っています。

 

今回取り上げた『真・兄嫁』ですが、人を選ぶゲームとは書いたものの、合う人には合うのかなと思います。最近こういう激しいゲームで完成度の高いものはあまりないですし。それに、ハードとはいえ純愛ルートもあります(それがルート数の多さに繋がっている)。あとは『燐月』も非常に良いゲームです。鬼畜要素も残しつつ『真・兄嫁』よりはマイルドな感じになってます。フル化もできるので、興味があれば両者ともに是非手に取っていただきたいゲームです。

 

ただ、こうして書いてみると、めっちゃSelenのゲーム持ってましたね。今回取り上げたゲームの他にも、『借金姉妹』と『ふたりの兄嫁』を持ってます。しかしながらこれらについても全く手付かずの状態。どうやら『借金姉妹』の方に両方のフル化キットが入ってるみたいなので一縷の望みはあるようですが、またマニュアルが入ってなかったりするとキーが変わってた場合にかなりキツくなるし(スレも見てみたけど明確な手がかりは得られず)、フル化キットと別にパッチが必要(もうメーカーのホームページ自体見れないのでパッチの入手は困難)だなんて話もあったので、最初からフル化目的でいると中古では手が出しづらい状況でもあるわけです。

 

まあそもそも、自力でやればフル化キットなんていらないんだけどね!

お世話になったコーチ

昨日のニュースで、元巨人の倉田誠さんが亡くなられたとの報道がありました。倉田さんはV9の頃に主力投手として活躍され、ちょうどその9連覇を達成した1973年には18勝9敗の成績で最高勝率のタイトルにも輝きました。

実は自分は小学生の頃に倉田さんが所属されていた野球教室に2年間通っていました。その時からはもうしばらく経っているとはいえ、一時期でもお世話になっていたことがあっただけに、今回のことが本当残念でなりませんでした。

野球教室に通っていた頃は倉田コーチと呼んでいたので以降は倉田コーチと表記させていただきますが、その通っていた当時でも元プロ野球選手らしくガッシリとしていて大柄な体格だったのが今でも記憶に残っています。口数は少なめで寡黙な感じながらも本当に一人一人をしっかり見ていて、丁寧に身振り手振りを交えながら野球を教えていただきました。

エピソードとしては、まずキャッチボールをさせてもらったことがありました。野球教室では月初にコーチがピッチャーをする紅白戦をやってそこで課題を見つけた上で、打撃や守備の部分を月の残りの練習で改善していくというスケジュールでやっていました。その紅白戦が行われるある日に、自分が開始時間より早めにグラウンドに到着すると倉田コーチが「紅白戦で投げるから相手になってくれないか」ということで、、他に小学生がいなかったこともあり、キャッチボールをすることになりました。距離的には大した距離ではなかったものの、その時ほど真っ直ぐに、丁寧に投げなきゃと思ったことはありません。正直プロの、それもV9時代の主力投手だった方のキャッチボール相手なんて、ただの下手くそなガキに務まるはずなんて今考えてもないだろというところではあるんですが、本当に凄い経験をさせてもらいました。

そしてもう一つ。ある日ティーを使った打撃練習をしていたのですが、ちょうどその時に仲良くしてた奴と自分の出番が来るまでの待ち時間でプロ野球の話をしていました。その頃はまあ話していたみんながジャイアンツを応援していたこともあり、当時31本を打ってから攻守で伸び悩んでいた坂本勇人選手の話題になっていました。今でこそ日本球界屈指の攻守揃ったショートとして、最多安打首位打者、ショート初の40本塁打、右打者最速の2000本安打達成など輝かしい実績を残しているわけですが、自分がジャイアンツ見てた頃といえばポップフライが多いわ肝心なところでエラーはするわであまり印象良くなかったんですよね。それで、そのことについて話してるうちに自分の出番が回ってきたとき、練習を担当していた倉田コーチが一言

「坂本のことを悪く言うな」

って擁護したんです。その時は「あ、やべっw聞かれてたw」みたいな感じで、すいませ〜んみたいに返したと思うんですけど、実際には内心そんなに納得してませんでした。それがどうですか。今から考えてみれば、あの時から数段レベルアップして球界を背負って立つほどの選手になってるし、倉田コーチは攻守で不甲斐ないプレーが続いていた中でもしっかりと坂本の素質を評価してたんでしょうね。それと、自分は小学生の時点ではあったけど見る目なかったんだなあ(元々ガキの分際でプロの選手を酷評できる立場にはなかったけど)とも思わされました。

倉田コーチには週1回の野球教室で2年間、下手くそだった自分にもわかるように丁寧に野球の動きについて教わりました。結局自分は小学生以降は野球をやめてしまい、教わったことを生かすことができませんでしたが、今振り返ればこの野球教室に通っていた時期は本当に貴重な経験をした期間でした。倉田コーチが自分のことを覚えているかどうかは分からないけれども、自分の中で倉田コーチに教わったことは何事にも変え難いものになっています。

 

倉田コーチのご冥福をお祈りします。そして、ありがとうございました。

マリーゴールドのブレードを振ってた話(Liella!1st東京公演両日の感想)

11月25日・26日に行われた「ラブライブ!スーパースター!! Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~」の東京公演が無事終了しました。自分は運がいいことに両日のチケットを確保することができ、現地参戦することができました。今回は、Liellaの聖地である渋谷で行われた東京公演両日について、セトリ順に曲を取り上げながら感想を書いていきたいと思います。
 
 
1. START!! True dreams 
 
始まりの曲。ここから行くよ〜って感じで体の中でエンジンがかかり始める感覚になりました。アニメOPで何度も聞いてたけど、生で見て聴くのは全然違いますね。ダンスもみんな本当に凄くて、特に伊達さゆりさんは大きく強い動きで、なんかもう、ビシィ!バシィ!って感じでキレッキレでした(語彙力)。
 
2. だから僕らは鳴らすんだ!
 
正真正銘のクラップ曲。現時点でこちら側から許される音は手を叩く音のみという状況もあって、ライブでめちゃくちゃ化けました。クラップが本当にいいアクセントになって、自分たちも曲の一部になれているという感覚が最高。CD音源じゃ今後は物足りないかもしれない。それとクラップに合わせた振り付け、ダンスがものすごく好きです。今のところLiella曲の中でも一番好き。ダンスを見てても楽しい、音を聞いても楽しかった。
 
3. 未来予報ハレルヤ!
 
ヨッシャー!の曲。どんどんアニメで神曲出てくるから忘れてたけど、1話の挿入歌だったり。やっぱりEFFYは天才なんよって放送時も言ってた気がします。あと、思い返してみるとこれクラップいらないですね。でももしかしたらライブ中は周りに流されてやってたかもしれない、やってたらすいません。
 
4. GOING UP
 
オリメン崩しは時に人の精神を崩壊させる場合があります。気を衒ったセトリというだけでは刺さらないしかえって不快にもなります。おい聞いてるかどっかのコンテンツでセトリ作ってる奴
しかしながら、『GOING UP』のかのんソロはぶっ刺さりました。とにかくイメージに合いすぎてる。元からソロ曲じゃなかったっけ?って雰囲気まであります。特に「ふわり 鮮やかに」のところで伊達さゆりさんが曲に合わせて動くところが本当に可愛い。それと対照的にサビ終わりのフィニッシュ(1番だと「迷っても〜」からの部分)は力強い感じで、かのんが持つ力強さと可愛さが曲に表れていると思いました。
 
5. 1.2.3!
 
解釈一致すぎる。これも本来はLiella!名義の曲ですが、え、3人の曲じゃないの?って感じです。このあとからしばらく幕間としてアニメのおさらいが流れて、千砂都の下でかのんと可可が体力づくりをするシーンも映るのですが、その前にここで3人による『1.2.3!』をすることによって、3人で練習に打ち込んでいる姿がより感じられた気がします。あまりに完璧すぎる導入、タイトルとも合ってる曲の使い方に涙を禁じ得ない・・・。基本的に全部オリメンでやれよって言うタイプですが、『GOING UP』と『1.2.3!』の2曲に関しては今後オリメンでやられた方が違和感あるかもしれない。
 
6. Tiny Stars
 
幕間にアニメの映像が流れるのは上記でも言及しましたが、この『Tiny Stars』をやる前までをやるわけです。そこでまあ、すみれのアレで照明が切れて云々〜となるのですが、アニメで観客がペンライトでステージを照らすシーンのところでは、実際にライブ会場でもみんなペンライトでクーカーの色を照らしているんですよね。これは現地行くまでそんな感じになってるなんて知らなかったし、現地でしか味わえないことでした。本当にいい演出。
そしてこの曲は衣装がめちゃくちゃ素敵。実際の衣装はアニメと違って肩出してないのですが、それはそれで動きと相まって2人がお人形さんみたいで可愛らしかったです。
 
7. バイバイしちゃえば!? 
 
これも解釈一致。この曲の直後から4人になるわけですが、すみれと千砂都がそれぞれ"過去にケリをつけて"Liella!に入るということで、幕間でやったアニメの流れに沿って曲をやっていくスタイルから、この2人にこの曲を当てるのは完璧すぎる。これもLiella!の曲というよりはすみちぃのユニット曲って感じ。そして岬なこさんとペイトン尚未さんによって、明るめなんだけどどこか哀愁感漂う曲の雰囲気も表現されていて良きでした。
 
8. 常夏☆サンシャイン
 
配信で群馬公演を見た時にこの曲で思わず家を破壊してしまったのですが、今回現場で聴いてみたらやはりLINE CUBE SHIBUYAを破壊してしまいました・・・。でもそれくらいこの曲でテンション爆上げ、ここでさらにギアチェンジした感覚。アニメでも配信でも見て聴いて神曲と思っただけあって、現地でこの曲を浴びられたことが本当に嬉しかった。今はサイリウム振り回すだけになるかと思いますが、今後この社会状況が落ち着いたらタオル曲とかになるのかな。そこからさらにコールもできるようになれば、まだまだライブで化ける余地がある曲なんじゃないかなと思ってます。
 
〜リエラのうた〜(初日のセトリを優先して表記)
 
9. Message(すみれ/初日・2日目は10番目)
 
リアタイで見ていた時に特に印象に残ってたのがすみれの『Message』だったので、現地で、しかも両日聴けて良かった。ペイトン尚未さんも白い衣装がとてもよく似合ってました。2日目にはこの後のMCで伊達さゆりさんが「天使みたい!」って言ってたのですが、マジでそれ!ってなりました。
 
9. Memories(千砂都/2日目)
 
群馬の配信も見てたので、ワンチャンあるかなとは思ってましたが、これもしっかり回収できて嬉しかったです。岬なこさんの優しい歌声が心地良かった。千砂都は『Ringing!』もアリだし、この『Memories』もアリだなって感じです。
 
10. Ringing!(可可/初日のみ)
 
実は各公演でリエうただけセトリが変わると言ってもそこまで期待してませんでした。配信で見た群馬公演もセトリこそ変わってるけど、恋、千砂都、すみれの3人で回していたので、演者固定で曲だけ変わるんだな〜って感じでいました。
それがどうですか。予想外のところから来たんですけど。いや確かにアニメでも可可ソロのRinging流れたけど!けどこれはやばすぎました。マジヤヴァ。調べたら前の大阪公演から可可のリエうたも解禁してたんですね。とはいえ『Ringing!』はこの東京公演で初披露。回収できて良かった(n回目)。このリエうたゾーンで被弾するとは思わなかった。歌はもちろん良かったし、Liyuuさんの可愛らしい動きを見てるだけで幸せな気分になれました。
 
11. Dears(恋/両日)
 
恋ソロの『Primary』は群馬公演で既に聴いていたけど、正直あんまり刺さらなかった・・・。でもここまで恋の出番ほぼないし、必ず誰かのソロを入れられるリエうたゾーンには恋は確定と思ってはいました。そして、今回の東京公演ではその刺さらなかった『Primary』でもなく岡山公演などで披露した『Anniversary』でもなく『Dears』でした。サビにかけて徐々に盛り上がるところに聞き応えを感じられて、恋ソロはこれが一番かな〜なんて思ったりしてました。
 
 
 
12. 瞬きの先へ
 
そのリエうた恋ソロの流れから幕間アニメを挟んでのこの曲。かのん→可可、すみれ→千砂都、かのん→千砂都、可可→すみれでつながっていくパート分けも、歌だけでなくステージ上下段で表現されていたところが印象的。そしてそこから恋につなげる流れも見事。間奏で青山なぎささんがグルングルンしてるのも生で見ると改めてすげ〜ってなってました。
 
13. Wish Song
 
バケモンだろ。
いや本当に一番ぶっっっ刺さりました。アニメで聴いた時も良い曲だと感じていたものの、それ以上に花田先生による脚本と展開が気に食わなすぎて・・・。放送当時は常夏で十分すぎるわ〜と思っていたんですが。ただ今回は音響が映画館並の空間で、見やすく編集された幕間のアニメを見た上で〜ということだったので、その辺りが現地で大化けしたところに繋がってくるのかなと思いました。そしてそのアニメの流れから目の前で円陣なんて組まれたらもう涙が・・・。あのギターから始まるイントロからもう刺さりました。さらに全体を支えるドラムのアクセント、上品さのあるピアノとストリングスもまた素晴らしい。上品で綺麗なんだけど前に進み出す力強さも感じさせてくれるこの曲が本当に本当に大好きになりました。そして特に2日目は本当に前の方の真ん中からやや左の神席だったこともあり、この曲で伊達さゆりさんと目があった気がします。いや、目が合ってました。そう"信じてます"(めんどくさいオタク)。
 
14. ノンフィクション!!
 
ここからライブ後半戦。すみれのセンター曲であり、アニメでもセンターになるまでの経緯が取り上げられていたこともあって、他の曲ではマリーゴールド6割、それぞれの推しのカラー4割ぐらいに分かれてるように見えるんですけど、この曲だけはすみれの色であるメロングリーンがほとんどを占められていて感動しました。どこを切り取ってもこの曲はかっこいいのですが、個人的にはアウトロの振り付けが揃ってるところが印象的でした。あと、2番で伊達さゆりさんがやってるチャールストンのステップも上手すぎました。
 
15. Day1
 
一気にバンドサウンドになる曲。生バンドでやったらめちゃくちゃ伸びる気がしてます。すみれラップ含めてサビに至るまでの盛り上がりで高まるんですけど、特にサビ前でギター入るところ(語彙力)からがカッコいい。ここで伊達さゆりさんが足でリズム取ってたのがまるでバンドのボーカルのようでとても様になっていた感じでした。ちなみに伊達さゆりさんに対する記述が多いですが、『Wish Song』のこともあってずっと目で追ってました・・・。(ガチ恋しているわけではありません)
 
16. Dream Rainbow
 
山口朗彦作曲。
もうこれだけで良くない?どこに曲出しても神曲しか書かないお方が出した初のLiella!曲。
ラスサビのところでみんな集まって星を描くところが印象的。
 
17. 私のSymphony
 
いやこれなんよ。合唱で始まった『Dream Rainbow』がアウトロが終わった瞬間に、千砂都を先頭に他のメンバーも一気にかのんから離れていったところから、もうこの曲のターンが始まってるんですよね。『瞬きの先へ』以降は幕間としてアニメは流れないのですが、この一連の動きだけでアニメの展開を表しているという。最初から演出が凄かったです。そして今回ライブが行われたLINE CUBE SHIBUYAは劇中でもかのんが「私のSynphony」のソロを歌唱した場所のモデルでもありました。そんなアニメと同じ場所でこの曲を聴けたのが本当に最高でした・・・。
 
18. Starlight Prologue
 
正直これが負けソングになるのが信じられないレベル。いかにも夏ユニットのサニパは一体どんな曲でこれ超えたんだよ。教えてくれよ花田先生・・・
まあこのくらいにしておいて、アニメでも感動したけど現地でもやっぱりスタプロは"感情"になりました。一度見てるはずなのに、幕間にアニメ見た上で改めて聴くとどうやらどの曲もバケモンになるらしい。衣装も生で見てみると色が本当に綺麗で、みんな妖精みたいでした。
 
19. 未来は風のように
 
アンコール前最後の曲。パート順にステージ上段に上がっていくのですが、伊達さゆりさんが上ってきたLiyuuさんとハイタッチした後、次に上がってきた岬なこさんとハートマークを作ってたんですよ。そしたらLiyuuさんが2人にちょっと!って感じで嫉妬感出してたのが印象に残ってます。
 
アンコール1曲目. 始まりは君の空
 
今回の会場は実際にLiella!が初パフォーマンスを見せた『始まりは君の空』のリリイベが無観客開催されたところでした。そして今回はキャストと観客が目の前にいるという状況で行われることで、ある意味リリイベのリベンジのようなものとなったのが感慨深かった。それとパーカーの衣装が好きすぎて待ち受けにしてるくらいなんですけど、ちゃんと生で観測できて良かったです。
 
初日アンコール2曲目. Dreaming Energy
 
手の振り方が難しかった記憶。わざわざ記憶って言ってるのは、もうこの曲やってる時点で残り1曲で終わるのなんて嫌だああああああああああ!!!!!!って感じだったので、この辺りからもう現実逃避してました()
あと、初日は一階席のステージ左脇の方だったんですけど、どうやら伊達さゆりさんがこの曲の時にセンターに向かってウインクしてたらしい。それを今知って、なんでこれ2日目にやってくれないんだよってなってます。なんか悔しい。
 
2日目アンコール2曲目. Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!
 
初日のドリエナ同様、他と比べたらこれも正直言うとあんまり記憶がないです。ただ、一応2日目終わってから割とすぐにこの記事書いてるので、楽しかったなって気持ちはまだ残っていたり。クラップできるのが現時点では強いなあって感じ。
 
アンコール3曲目.この街でいまキミと
 
終わりの曲。聖地渋谷で聴くこの曲は特別なものがありました。他にも締められそうな曲ありそうだけど、10都市回る今回はこれが一番ピッタリだと思います。楽しい時間、あっという間すぎ!
 
 
 
本当に両日ともに素晴らしいライブでした。渋谷はLiella・結ヶ丘の聖地。見てる側はもちろんのこと、キャストも他の場所にはない特別な想いがある公演だったんだなということが非常に伝わってきました。Liellaが始まった地で、5人が歌っている姿を見られたのは言葉に言い表せないほどの感動がありました。まあ前半に体力使いすぎて既にもう後半の方の記憶やや飛んでるけどね!()
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最後に物販。
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紆余曲折あって初日の朝4時半くらいに家出てブレード買いに行ったことも別で書こうかなと思ったんですけど、着いてから買うまで8時間くらい曲聴いてたのと腰痛悪化したことくらいしかなかったのでこのくらいにしておきます。あとはパンフとタオル、ガチャは千砂都の缶バッジでした。そして何故かサブスク解禁されない私のSynphony収録の君空のCDもこの際クリアファイルが付いてくるということで購入。封入特典は千砂都でした。家帰って見てみると『未来は風のように』のシールも千砂都だったという。狙わずにここまでちぃちゃんが出てるともう運命なのかもしれん。
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さて、2ndライブも発表されました。今度は今回と違って横浜も名古屋も土日開催。しかも、最速先行の対象が円盤というのがキツすぎる。でも今度は新アルバムの収録曲とか円盤特典のソロ曲辺りが披露されそうだし、また新しいLiella!が見られそうです。
 
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。(気付けば6000字超の大作になってました)

2期fripSideが終わる

どんなコンテンツにも終わりがある。そう思ってアニメやらゲームやらやってきたけどこれは想定外の方向でした。


fripSideのボーカル、南條愛乃さんが卒業を発表しました。来春のライブをもって2期は終わりとのことです。


いやー、これ知った時にはめちゃくちゃびっくりしました。確かにfripSideは後ろでキーボード弾いてる八木沼悟志さん主宰のプロジェクト。普通のユニットとは違ってあくまで主役はsatさんで、南條さんはお客さん。今のfripSideは1期ボーカルのnaoさんの卒業を受けて、新ボーカルとして南條さんが"加入"したのです。


ただ南條さんがお客さんとは言っても、もう2期の現体制では12年もやってます。実際もうfripSideといえば南條愛乃八木沼悟志のユニットという市民権を得てるのではないでしょうか?


自分も2期から入って、それから1期も聴くようになりましたが、同じfripSideという看板で同じ作曲者であっても1期と2期は別ユニットでしょという認識です。それは仮に同じ曲を歌っていたとしても。


そして、1期は8年間のほとんどがインディーズで(最後の方にメジャーデビューしたけど)、その後に音楽性の違いなどがあってnaoさんが卒業したと考えると、もう大物アニソンユニットとしての地位を盤石なものとしてる2期は終わらんだろうと。実際2期は1期よりも長く続いてるし、1期→2期は単なるのボーカル変更だったんだと思っていました。


それを見事に覆してくれたのが今回の出来事です。そうだった。確かにfripSideは八木沼さんのユニット。まあ長く続けてればいつか活休くらいはあるだろうとは思ってたけど、正直このボーカル卒業という終わり方は想定外というか完全に脳内から外してた選択肢でした。

 

とは言っても、今考えてみればその兆候はありました。例えば1期から主戦場にしていたエロゲの主題歌は現状ほぼ担当していません。2期も最初はみんな大好き『fortuna on the sixteenth night』とか『Hesitationsnow』とか結構担当してましたが、現時点で最後に担当したのは、2016年にサガプラネッツから発売された『フローラル・フローラブ』まで遡ります。以降はゲーム主題歌でいうとちょいちょい中華ゲーの主題歌を担当してはいますが、国内ではほぼ話題に挙がることはない状況です。それに加えて、fripSideが担当したエロゲ主題歌を集めたfripSide pc compilationシリーズも2015年の発売を最後に音沙汰もなく、『フローラル・フローラブ』の主題歌はアルバムにすら収録されていません。(音源を入手するにはゲームのサントラを買うしかない状態)

あと決定的なのは昨年発売された"the very best of fripSide"の名を冠したベストアルバム。各シングルの表題曲、音源化されていない中華ゲーなどの曲(何故フロフロの曲を入れてくれないのか)を集めた『2009-2020』とバラード系の曲を集めた『-moving ballads-』の2バージョンに分けて発売されました。確かに1期でnaoさんが卒業した時も『the very best of fripSide 2002-2006』としてベストアルバムを出してたし、今思えばこの頃から卒業に向けた準備が始まっていたのかなとも思いました。


2期の曲を全部集めてきて、本当によく聴いてる身からすると、未だに信じられないという気持ちです。ベストアルバムを除いて一番最新のアルバム『infinite synthesis 5』の収録曲はどれも良かったし、最新シングル『legendary future』はfripSideの感じを残しつつストリングスを効かせた今までにないfripSideの感じがめちゃくちゃ刺さりました。最近のシングルはイマイチなやつばかりだっただけに、まだまだいけるやん!と思っていたんですけどね…


ただ今回"卒業"と言ってるので、こんなに大きくなった2期から引き継ぐ3期もあるんじゃないかなとも思ってます。正直3期なんかあっても追える気しねぇ…って感じだけど、今後のfripSideがどうなっていくのは気になるところです。


卒業ライブがどうなるか、そもそもこんなコールもできない状況でfripSideの良さを出して終われるのかというのもあるけど、ずっと追ってたオタクとしては最後の姿を目に焼き付けたいと思っています(ファンクラブ会員先行の時点でチケ枯れそうだけど)。

ライブのラストでやりすぎて一部からボロカス言われてたonly my railgunも泣き曲になるのかなぁ。

 

野球観戦記・7月20日 北海道日本ハム対千葉ロッテ(二軍戦)

今回は鎌ヶ谷スタジアム北海道日本ハム千葉ロッテの二軍戦を観に行きました。

 

チケットを取った頃(1ヶ月以上前)、ちょうどオリンピック前で一軍選手が出場する二軍戦になるかもなんて淡い期待を抱いていました。しかしながら蓋を開けてみれば、結局エキシビションマッチが決まって、普通の二軍戦になるわ、自分自身も大学の課題で忙しい(野球を観る暇もあまりなければこんな記事を書く時間もない)といった形で、昨日あたりまでこの試合の存在を忘れてました。

 

とはいえ、せっかくお金を払ったものだし何より鎌スタは初めて行く球場。GAORAで日ハムのファーム中継を観ていてかねてから興味があったので、とりあえず行ってみることにしました。

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電車を乗り継いで鎌ヶ谷駅へ。千葉ロッテとの対戦とのこともあってか、駅東口のロータリーから出てる直送バスの列には日ハムファンだけでなく、ロッテファンもかなり多めでした。

バスで見る限りは駅から球場まで徒歩はかなり厳しいといった様子。ZOZOマリンとは比べ物にならないくらいだと思いました。料金も100円だし、試合のチケ代も安いので、ここはケチらずにバスを使うことをお勧めします。

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着いた頃、というか着く前から、めちゃくちゃ暑かったです。試合前の前座だったりイニング間に出てきた芸人さん曰く、今日の鎌ヶ谷市の最高気温は34℃とのこと。1ヶ月以上外に出てない引きこもりには厳しい環境でした。

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入場して見えたグラウンド。今まで人工芝のグラウンドを見る機会ばかりだったこともあったので、天然芝で土も整備されてるグラウンドはめっちゃ綺麗だなぁと思いました。野球をやるには素晴らしい環境だと感じるところでした。

 

そういえば親会社って肉屋じゃんと気付いた試合開始30分前。自前で持ってるこの球場は札ドみたいに売店もハム側が出してるはずだろうと思ったので、期待を胸にいざ売店へ。色々メニューがありましたが(どれも美味しそうでした)、今回は鎌ヶ谷スタジアム名物の鎌スタ☆飯にすることにしました。

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肝心の肉はボリューム満点で味付けもシンプルだったので、食べ応えがありました。外に面してる売店ということもあって火を使った調理がされてるようで、アチアチでとても美味しかったです。下にあるご飯の量は少なかったように感じましたが、600円の値段を考えたら、満足に肉が食えただけでも良かったのかなとも思いました。自前の新球場でハムが出す売店についても期待できるのではないでしょうか。

 

試合前には浅井企画のスカーレット・リョウスケさんがMC。バランスボールに乗りながら、縄跳びしてたのが印象的でした。また、5回裏終了後のラジオ体操ではDJチャスさんが登場。解説席からも完投大好きYouTuber岩本勉さんも体操するなど、野球以外でも見てて面白いところもありました。

 

さて、試合は千葉ロッテが7対0で勝利。展開ごとにつらつらと書きたいところではありますが、今回は千葉ロッテのみを取り上げるとともに、簡単に選手別の講評で替えさせていただきたいと思います。

 

和田→代走での役割が求められてるだけに、出塁した時には早いカウントから走って欲しかったなぁと。

岡→一軍で今日のプレーをやってくれ。(3安打2打点、積極走塁などの素晴らしいプレーがありました)

山口→初回のチャンスで犠飛にできるフライを打てなかったのが惜しいところ。今後に期待。

平沢→素晴らしいパーフェクトスイングでのホームランでした。一軍での出場が難しい状況ではあるけど、腐らずに打撃でのアピールを続けてもらいたいです。

西巻→難しい当たりを捌くなど、セカンドの守備を頑張ってた印象。打撃でも猛打賞と結果を残したので、今後に期待が持てる内容でした。

菅野→途中出場というのが悲しい。同期入団の藤岡との差は広がるばかり。1打席しか立てず難しかったと思うが、限られた打席でも内容を残すものにしてほしいです……。

森→一軍で実績を残す選手もいる北海道日本ハム打線を相手に、9回119球10奪三振で1安打完封は大したもの。暑い中で、よく最後まで気持ちを切らさずに投げてたと思います。最初から最後まで球速に変化がなかったので、一定の力で投げることができてスタミナ面でも問題ないと感じました。支配下に向けて大きく前進した投球になったのではないでしょうか。

 

千葉ロッテについては個々の選手では結果を残してるので割と満足してはいます。ただ、14安打21出塁で7得点はちょっと少ない気もしました。特に、序盤の好機をなかなか活かせられていなかったのは、もったいなかったです。先発に球数を投げさせるのは、一二軍で意識の徹底が見られていたので、さらにそこから好機を活かす段階に、もうワンステップ踏んでほしいと思いました。

 

一方の北海道日本ハム。打線については育成の先発相手に情けないと思いました。森が良かったということもありましたが、工夫が少ない。序盤から攻撃があっさり終わってしまうことが多かったので、完全に相手に流れを渡している感じでした。

投手陣も、正直客を熱中症で殺そうとしてるのでは?と疑うレベルで挨拶がわりの四球を連発。さらに、その走者を得点圏に進めてしまうのでテンポが悪く、見ててしんどかったです。あんな暑い中で球場に残って、制球力のない投手を眺めるハムファンは修行僧か何かなのでしょうか?(純粋な疑問)

また、本日はノーエラーの守備についても、5回表の暴投(を弾いた宇佐見がボールを見失ってる間に本塁生還を許す)、7回表満塁で起こった前進守備を取る上野のファンブルなど、やっぱりエラー数No.1の一軍と守備のレベルは変わらないのかなと思うところでした。あれだけ素晴らしいグラウンドがあるのに、それを活かせてない守備陣が本当にもったいないです。他ファンですが、守備だけでも何とかなってほしいなぁと思ってしまいました。

 

今回は初めての二軍球場を満喫することができました。ただ、試合終盤にはコンコースに降りて日陰で風に当たらなければならないほどに、死ぬほど暑かったので、次行くとしたら春先か秋口にしようと思いました。

 

拙い文章でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

野球観戦記・5月16日 千葉ロッテ対埼玉西武(佐々木朗希の総評など)

昨日、ZOZOマリンスタジアム千葉ロッテマリーンズ埼玉西武ライオンズの試合を観に行ってまいりました。

今回はロッテが苦手とする対西武戦ではあったものの、おそらくローテ的にドラフト1位ルーキーの鈴木昭汰の先発が見れるのではないかと思って奮発。ルーキーの2勝目を良い席で見たいと思ってベンチの真上の席を選択し、ファンクラブ特典を使わずに完全自腹で払いました。その後、貴ちゃんねるずでお馴染みのとんねるず石橋貴明の始球式が行われることが発表されたり、鈴木じゃなくて佐々木朗希の初登板が決まったりして、「あれ?もしかしてこの試合にしたのめちゃくちゃ運良いんじゃね?」とテンション爆上がりで当日を迎えたわけであります。



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試合前ですが、とにかく人が多かった。前回観戦した5/9の試合はオリックス戦であったことに加えて、金曜日ということもあり、「やっぱりまだまだ人入らないんだなぁ」と感じる程度の客入りだったのですが、今日は外までなんか並んでました。何かと思えば、ファンクラブ有料会員にフードタオルを配るブースでした。「そういやこれ、5/9の試合でも貰ったんだよな」と思いながら、列に並んで貰いました。貰えるものは貰っておこうの精神。

 

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売店もなんか並んでるし、球場の外でうつつを抜かすつもりもなかったので、早速入場。ゲートくぐる時が一番テンション上がるなと思いながら着席すると、グラウンドがよく見えること。ベンチの真上だけあってかなり近く感じられました。

それと、席が良いところだけあってカメラを持ってる人が結構多かったです。遠くまでズームできない望遠レンズを使っている自分はなんだか恥ずかしい気持ちにもなりました。


飯を食ってからしばらく、試合開始前にバックスクリーンのビジョンを見てると、自分の姿が映ってました。ああいう時に一人だとどう対応すればいいんだろうねと思うとともに、ユニフォーム持ってくれば良かった…とちょっと後悔。高い席、特にベンチの上だと映るのよね。


そうしていると、ライトスタンドの脇から背番号17が出てきました。皆は拍手で本拠地での初登板を迎える佐々木を出迎えます。キャッチボールの段階で一挙手一投足を確認しながら、足長いなと思って見てました。

 

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試合開始2分前。例のメジャーリーグの出囃子でリリーフカーに乗って登場したのは、石橋貴明。前日のティモンディとは違って、おふざけありの始球式だったことや初登板の佐々木に遠慮してか、マウンドの前方の方から投じることに。普通はビジターチームの1番打者が打者役を担うのですが、ここでも芸能界のベテラン破天荒キャラは健在。若林からリアル野球BANの出演経験もある山川へのチェンジを要求し、見事1484km/hを叩き出して空振り三振に切って取りました。退場の際には、ベンチ横でキャッチボールをしていた佐々木にエールを送るなど、球場全体で初登板を迎える準備が整いつつある段階に達していました。(写真にはマッコイも添えて)



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選手が各ポジションに就き、最後にベンチ前で最終調整を行っていた佐々木の名前がコールされると、大きな拍手が起こります。速球派が少ないマリーンズにやって来た最速163km/hを誇る令和の怪物。二軍でも成績を残して上がって来たこともあり、期待せざるを得ませんでした。

そしてその立ち上がり。終わった後で言うのもアレですが、相手は初球から振ってくるだろうなと思っていました。それもそのはず、埼玉西武の先頭はルーキーで現在盗塁王の若林。直近の試合を見てると、今までの勢いとともに、自信満々に思い切りよくプレーしているように感じていました。

若林が見事なレフト前ヒットで出塁すると、すかさず盗塁を決めて、佐々木はいきなりピンチを背負います。

ここで、まず初回から浮き彫りになった佐々木の問題点としてはクイックでしょうか。セットポジションになると2塁フリーパスというのであれば、一軍ではなかなか厳しい。特に西武のような足を絡めた攻撃を得意とするチームに相対することは難しいと感じました。まあそれにしても、いきなり走者を背負う立ち上がりとなり、特徴的な足を高く上げるフォームをさせてもらえない状況になったというのは、少し同情してしまう部分でもあります。

続く源田を打ち取り、森の安打で1死1,3塁のピンチ。ここで山川を抑えられないようだと、もう無理だななんて思っていたのですが、初奪三振となる空振り三振を奪い、実力を見せつけました。個人的に、二軍戦の映像で特に注目していたのがフォークだったのですが、今回もブレーキの効いた、ある意味抜けがいいフォークが決まっていてこの場面は安心しました。続く栗山も勢いのままに打ち取ってピンチ脱出。なんとか無失点に抑えられた1回表でした。

 

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直後の1回裏、やはり千葉ロッテはこの2人のチームなんだと思わせてくれました。荻野、そしてマーティンの2者連続ホームランで先制に成功。初回からまさか援護点が生まれると思っていなかったので、マーティンのところしか撮れなかったけど、目の前でお決まりのYES!マーティンが見れてめちゃくちゃ嬉しかったです。


2回裏にも女房役の佐藤と荻野のタイムリーでリードを広げる千葉ロッテ。荻野が2塁へ向かってアウトになりましたが、ここは佐藤を生還させるためには必要だったのかなと思ったり。足速いから送球逸れたらワンチャンって範囲だと思うのでまあ仕方ないです。

さて、2回表を3人で抑えた佐々木朗希。続く3回表でしたが、ファーストゴロの処理でレアードがファンブル。俊足の金子を出塁させてしまいます。試合前にファーストレアードってどうなんだろう…と思ってた不安が現実化してしまいました。


そして、ここでは2つの問題を取り上げたいです。まずはファースト。何故井上じゃなかったのかというところです。打撃面は劣るかもしれませんが、守備には一応定評があります。佐々木の初登板ということもあって守備力を重視したオーダーにすべきだったように思えてなりません。結果論にはなりますが、井上が平井を苦手にしていたとしても、守備を重視した起用にすべきだったのかなと感じました。

そして佐々木のベースカバーにも問題がありました。打者走者が金子とはいえ、ゴロの際の明らかに走り出しが遅かった。おそらく普通にレアードがトスしててもセーフだったはず。フィールディング面でも課題があることが明らかになった瞬間でした。(佐々木のあまりに稚拙なフィールディングを踏まえると、尚更ファーストは井上の方が良かったのでは…とも思う次第です)


結局、この回は若林、源田の適時打、栗山の犠牲フライで西武が3点を返しました。盗塁で好機を作られての失点だけあって、苦しい投球が続きます。


やはり右打者には投げやすいのか、迎えた4回表の先頭打者・愛斗は3球で打ち取りました。

ここで気になったのが、打球方向と飛距離です。第1打席、第2打席のいずれもストレートを打ち上げてライト方向へのフライを放ちましたが、結構飛んだんですよね。そして速いストレートを持ってるにも関わらず、今登板全体で詰まらせてのゴロが少なかったことを考えると、球質は軽い方なのかもしれません。(コースが高かったことも関係しているとは思います)

また、ミットの捕球音についても(キャッチングの問題もあるかとは思いますが)ポスッって感じで威力を感じるにはどうも物足りなく、8回裏に登板した西武の森脇が投じた147km/hのストレートの方が力強い音を発していたように感じました。

仮に球質が軽いとしたら、速さで見せて抑えるタイプのはずなので、このまま最速150km/h半ば止まりで力をセーブした状態で投げ続けても、力勝負のパリーグではなかなか厳しそうです。

話が逸れました。さて、続くスパンジェンバーグ、金子にはファールやボール球で粘られました。全体的に左打者にはカウントを稼がれるなどしてかなり投げづらそうな印象があったのですが、後で確認したら左打者にはスライダーを投げなかったんですね。右打者にはスライダーとフォークがあるものの、左打者にはスライダーが使えないとなれば、投げづらくなるのも頷けます。さらには、左打者でもあり打線の中核を担う源田と森には特に慎重な攻めが要求されているようだったので、余計投げづらそうに見えたのかもしれません。今後は、左打者に使えるボールを磨く必要があると感じました。


前のイニング終了時点で85球を超えていたのですが、5回表も続投しました。これは良い判断だったと思います。

しかしながら、四球から盗塁でチャンスを作られると2死から暴投で同点に。この場面での失点はもったいなかったし、佐藤もなんとか止めてほしかったです。決して悪いフォークじゃなかっただけに、これが佐々木の暴投にされちゃうのは可哀想ですし、東洋大時代から懸念されていた低めのキャッチング能力の低さがここで露呈した格好となってしまいました。

ともあれ、なんとか5回を自己最多の107球4失点で投げ切ってマウンドを降りることとなりました。


全体的にはまだまだ力不足は否めない印象です。クイック、フィールディングなどはどれも一軍の段階では厳しいです。

特に9人目の野手としてカウントできない守備力は想定外のレベルでした。でも今できなくてもいいんです。あと2〜3年は待ってもいい。素質はナンバーワンだと思うので、じっくりやって欲しいです。

なんか苦言ばかりになってしまいましたが、収穫もありました。左右問わず使っていたフォークについては長身から投げ下ろすだけに、角度の付いたブレーキが効いたボールになっていました。ワンテンポ遅れる感じで変化が大きいと打者も幻惑されるはず。高めから入れて落としたり、低めで振らせたり、既に使えるところまでには来てると感じました。


5回表に追い付かれてしまった千葉ロッテ。直後の5回裏には、先発平井の後を受けた與座の代わり端を攻め立てます。先頭の荻野の内野安打に失策が重なり2塁まで進むと、マーティンの2ランホームラン。もうハァンはこの助っ人に足を向けて寝られませんよ。偉人様の一発で勝ち越すとともに、佐々木に勝利投手の権利が転がって来ます。



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5回を投げ切った佐々木の後を受けたのは公言通り、ドラフト1位ルーキーの鈴木。本来のお目当てということもあり、楽しみにしてたのですがやはり素晴らしい投手ですね。前回先発の絶命パークであまり出なかった球速も、今回は最速149km/hを計測。雨が降るマウンドになりながらも半袖で6回表を抑え込み、勝ち越した流れを渡さない完璧なリリーフを見せてくれました。ここまで内容がいいと、左が少ない救援陣にそのまま加わってもらうのもいいかもしれません。法政時代もリリーフやってたし、適正はあると思います。


7回表、ここからはロッテの勝ちパターンです。まあ一番不安だったのがこのイニングだったんですけど。ただ昨日のハーマンの投球をみて思ったのは、状態良くないよねってこと。一部で「前回の炎上は捕手のリードが悪い!」って言われてたんですけど、普通に昨日も四死球で走者を出して危なっかしかったですよ。盗塁失敗がなかったら勝ち越されてたかもと思うまであります。


さて、以降ですが記憶を無くしました。8回表は幕張のカットボーラーじゃなくてヘロヘロストレートを投げる野郎が出てきたり、直後は三塁打打ったのに本塁憤死とか、挙げ句の果てに最後はルンバ。まあものの見事にやってくれたなという感じです。あ、いつものロッテクオリティか。

正直負けた感が強すぎるけど、結局引き分け。まあ西武3連戦を1敗2分で堪えられたのは良かったんじゃないでしょうか。


ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。色々思うところがあって初めて観戦記なるものを書いたのですが、稚拙な文章も相まって長く書いてしまいました。気が向けば次もやるかもしれません。

 

写真コーナー

リクエスト中に話してたマーティンと和田

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長袖のアンダーシャツを着てる益田(新人の頃みたい)

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代打で登場のバードさん、なお…

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マスコットたち、的が大きいからピントも合いやすくて結構綺麗に撮れました。キモ魚より好きです。

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競馬初心者が選ぶ好きなレース

こんにちは。オキョアです。

今期からウマ娘2期が始まりました。PAが制作のメインじゃなくなったからか、ちょっとCG多めで作画に違和感があるところもありますがそれでも見れるレベルでやっていて、ストーリーも面白いので毎週楽しみにしています。2月にはアプリも出るしようやくウマ娘プロジェクトが動き出したんやなって・・・

それに野球はシーズンじゃないし、昨今の自粛生活でオタクどもはライブは奪われるし、無観客で毎週末にやってることといった競馬くらいしかないんですよね。

 

そう、世はまさに空前のお馬さんブーム!

 

乗るしかない、このビッグウェーブに。ということで、最近競馬を観始めた初心者の私が(実況込みで)面白い!すごい!と感じた過去のレースと名馬たちを紹介していきたいと思います。

そうは言ってもここに辿り着くような方々はかなりお馬さん詳しいだろうし、これは本当ただの暖炉記事ということで。

 

1.1998年 菊花賞 セイウンスカイ

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序盤から先頭に立ってレースを優位に進める逃げ馬は、何も珍しいものではなく、セイウンスカイもその戦法を取る馬でした。ただ他の逃げ馬と大きく異なるのが、レースの中で緩急をつけた走りができるところ。逃げ馬だと大体最後の直線あたりで、そのままの順位で残れるか残れないかくらいになるのが普通ですが、この馬は絶妙なペース配分で走れるのが特徴です。特に取り上げたいのがこの菊花賞。序盤から抜け出してレースを進めると、中盤も逃げの展開で先行しつつもスローペースでレースを運び(スペシャルウィーク騎手の武豊が第3コーナーの下りで追い込みをかけ始めているが、おそらくこれは遅めに走るセイウンスカイを確認したからかと思われる)、また終盤は序盤と同じペースに戻すことで他の馬を圧倒する走りを見せて1着でフィニッシュ。スローペースを"演じる"ことで少し早いうちから他の馬に追い込みをかけさせるとともに、自らは余力を残して終盤の独走態勢を可能にしたセイウンスカイはまさにTHE GAME(支配者)と言えるのではないでしょうか。終わってみれば菊花賞では38年ぶりとなる逃げ切り勝利に加えて、3000mの世界レコードも叩き出し記憶にも記録にも残る完勝。同時期に活躍していた馬とは違って、良血統ではなかったために元々期待されていなかったにもかかわらず、この勝利で皐月賞との2冠を達成したのはお見事なものです。引退後はなんだか評価されていないような気がするので、JRA菊花賞のCMにセイウンスカイを起用して、どうぞ。

 

2.2008年 天皇賞・秋 ウオッカ ダイワスカーレット

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大   接   戦   ド   ゴ   ー   ー   ー   ー   ン   !

競馬の激アツ展開といったらこれ。他にもないわけじゃないですが、個人的には知る限りこれが一番かなと思っています。同時期に活躍した牝馬同士のウオッカダイワスカーレット(以下ダスカ)のライバル関係はウマ娘でも描かれているところで、上手くアニメに落とし込んでるな〜という印象です。単純に重賞勝利数はウオッカの方が多いですが、5回あった直接対決ではダスカが3回先着していて分があるという格好となっていて、永遠に結論の出ない関係なんですよね。

2008年の天皇賞・秋は直接対決でもっとも白熱した戦いだったと言えると思います。牝馬ながら61年ぶりに日本ダービーを制したウオッカは1番人気。怪我からの復帰戦で初の東京競馬場での戦いとなったダスカが2番人気でした。スタートはダスカが内に入って先行し、ウオッカが中段に構えると、勝負の第4コーナーを抜けて 坂 を 登 る ! 場面からはウオッカが追い上げにかかり、ダスカを捉えてやや先行...そのままウオッカが抜けるかと思ったらダスカも最後の最後で差し返すデットヒートに突入。お互いの意地と意地がぶつかり合った戦いだと感じました。ちなみにゴール時の実況による大接戦ドゴーンは語り草らしい(?)

結果は13分間の写真判定に持ち込まれ、ウオッカがハナ差2cmで先着。そりゃウマ娘1期でダスカが天皇賞・秋について「あれは引き分け」って言うわけよね...

ちなみにウオッカ牝馬61年ぶりのダービー馬ということもあり日本ダービーのCMに起用されているものの、ダスカは未だにCMには起用されておらず。ここでもウオッカに先を越されることとなってしまいました。JRAが若者路線にシフトしたことで一体いつになったら特集されるのだろうか...

・・・ディープスカイさんの話・・・いる?

 

3.2013年 日本ダービー キズナ 

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超有名馬・ディープインパクトの子であるキズナ。2011年の震災を受けて、よく話題になっていたあの「絆」に因んで名付けられたそう。鞍上は怪我の影響などもあって不振に陥っていた武豊。前走、前々走と1着だったこともあり1番人気で日本ダービーを迎えた1枠1番のキズナは、序盤中盤と後方から虎視眈々と追い上げの時を待ち構える展開を選択。そして勝負の第4コーナーからは外目をついて末脚を武器に坂を駆け上がると、勢いを落とすことなく差し切り勝ち。この末脚を生かした勝利は父であるディープインパクトの勝ち方そっくりなんですよね。実況の中野雷太アナウンサーによる「豪快に大外一気!決めたのは1番のキズナ武豊!全ての関係者の、ファンの想いを乗せて、大外一気!まるでディープインパクト!」にはキズナの末脚が血統によることを感じさせられるところ。また、不振だった武豊が自分が鞍上だったディープインパクトの子に乗ってダービーを制して復活を遂げたところにもドラマ性があると実感しました。今現在、ディープインパクト産駒では父と同様に無敗で3冠馬となったコントレイルがいて、強さこそコントレイルが後継者として受け継いでいる感じがありますが、スター性という面ではキズナが上回るような気がします。2013年といえばプロ野球では楽天イーグルスがリーグ優勝・日本一になった年。「キズナ」が日本ダービーを制し、「絆」でお馴染みの楽天が日本一になったことを考えると2013年は復興の年と言えると思うし、そういう時に勝てるのは父から受け継いだスター性によるのではないかなと思ってます。

参考:ディープインパクトによる2005年の日本ダービー。このレースでも後方から徐々に進出し、外目からの差し切り勝ちを見せている。4:46~

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今回はウマ娘で特に取り上げられたレースは外しました。理由は単純で、1期と、そして現在放送中の2期を是非見て欲しいからです。過去にあった競馬のレースがアニメの元ネタになっていて、その要素がふんだんに盛り込まれているんですよね。ここで史実を紹介すると、面白くなくなるような気がするし元ネタ解説動画と同じような内容になっちゃうからね、しょうがないね。

過去のレース見るだけでも面白いと感じるし、感動させられるものもあるし、競馬は奥が深いと感じます。しばしの間(贔屓球団がボロカスならもっと長くなりそう)、毎週末は競馬の人になりそうです。

 

〜おまけ〜

同じく2013年の日本ダービー。前述の通り非常に感動させられるレースですが、辛い時、笑いたい時には、先の2番で紹介した天皇賞・秋の実況も担当した青嶋達也アナウンサーによる実況版を見るようにしています。始まってすぐなのに"勝負の"第1コーナー。ディープ産駒といえばディープの子にも関わらず、騎手の武豊の名前を言ってしまう痛恨のミス。デムーロも馬にされてるし、ロゴタイプに至っては馬なのに初"騎乗"と言われてしまうあべこべさ。高低差200mの坂はもはや登山だし、最後は真ん中に犬が出る始末。中野雷太アナウンサーのものとは雲泥の差であり、競馬史上最低最悪のギャグ実況です。そしてスポーツは実況でも大きく捉えようが変わるものなんだなあと気付かされた次第。

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